民友ニュース No.125(2/2)

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県民を恐ろしい成人病や伝染病から守り、また、現代病といわれる精神障害者を保護するための予算は12億円にも及んでいます。成人病検診者は今日も県内を回っています。県立病院の充実と医療施設の完備など、県民の健康を守るため2,000万円。
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また、予算総額の40.5パーセント約172億円は教育予算です。高校急増対策総仕上げの年で、新設の二本松工業高校など7校に4億円、その他の70校に4億円、産業教育の振興に2億円が計上されました。昭和39年度予算は、これらのほか県民の生活を豊かにするため色々の施策に使われるのです。
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第17回県総合体育大会は、4月17日若松市を中心に開かれました。若人6,000人が日頃鍛錬の技を競うこの大会も、今年は東京オリンピックの年とあって、一段と好調。入場式に先立ち、市内の小中校生の鼓笛隊、自衛隊の音楽隊などオリンピック精神高揚のパレードを行い、市民のスポーツ熱を煽りました。

ニューストピックス1
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県民の期待を集めて進められていた福島県史は、着々と編修が進み、このほど考古、民族、近代の3刊が出版され、盛大に出版記念報告会が行われました。この県史編纂には、権威者が多数参加し、素晴らしいできばえと好評を得ております。
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時間: 1分28秒
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昭和32年以来6年半、つい先程までこんなに元気で県政を担当していた佐藤善一郎知事は、3月23日東京の病院でなくなりました。遺骸は翌朝車で福島に着き、懐かしの県庁舎前を通って、清水の自宅に安置されました。イシ未亡人に抱かれた遺骨は、29日最後の別れを惜しむ市民に送られて、県庁から県葬の式場公会堂に向かいました。もの悲しい葬送の調べ、絶え間なく揺らぐ香煙の中で、2万数千に及ぶ県民は、今さらのように偉大だった佐藤知事の功績を思い浮かべ、心から告別の祈りを捧げました。
けんらん舞踊絵巻
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4月5日、観光福島の一名物となった民友新聞主催の春の踊りが、福島市で開かれました。幕開けは福島芸妓によるご祝儀舞踊松竹梅、続いて熱海連中の傘踊り、郡山はご存知ウメカワチュウベイの道行恋の三度笠、東山の吾妻八景、湯本は新演出で鷺娘を披露、満員の観客を魅了しました。地元飯坂芸妓連中は三社祭、平芸妓は全国の民謡集をツイストまで飛び出す珍趣向で、絢爛豪華な舞踏絵巻を繰り広げました。

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