タイトル 時間： 15秒 0.9MB 2.6MB 12.0MB 福島民友ニュース　NO.127

緑を豊かに1 時間： 1分12秒 4.2MB 11.7MB 53.9MB 本県の林野面積は97万ヘクタールで総面積の7割を占め、全国第4位の林業県ですが、その現状をのぞいてみましょう。緑豊かな森林は、私達の生活を守り、住みよい健康な環境を与えてくれます。自動鋸が普及され、山間に快い音を響かせ作業も急ピッチ。切り倒された木材は、ブルで集材されます。索道によって集積所に運ばれ、さらにトラックに移され、林道を通って市場に送り出されます。

緑を豊かに2 時間： 52秒 3.0MB 8.5MB 38.9MB こうして各地区から運び込まれた木材は競市で取り引きされ、仲買人や材木商に買い取られていきます。石炭や石油は近代生活に重要な天然資源ですが、木材もまた私達の生活と切り離しては考えられません。林産資源をもとにした近代工業は、文化の発展と共に今後ますます伸びていくことでしょう。

緑を豊かに3 時間： 27秒 1.6MB 4.4MB 20.2MB 家庭用必需品である洋家具やテレビ、ミシンのキャビネットから美しい木目を出した民芸品まで、全て木材が使用されています。

緑を豊かに4 時間： 1分02秒 3.6MB 10.2MB 46.5MB 一方、奥会津の林産資源を活用する会津若松ハードボード工場は、今まで捨てられていたような木切れを粉砕し、新しい丈夫なハードボードを生産する工場です。また、近代的な工業の中で、重要なものは、白河市にあるパルプ工場です。次々と送り込まれる木材は、粉砕され加工されて、新聞紙など印刷用の紙ばかりでなく、段ボールの原料としても欠かすことができないものです。このように供給より需要の方が上回っているため、ソビエト、カンボジア、アメリカなどから毎年8,000立方メートルの木材が輸入されています。

緑を豊かに5 時間： 42秒 2.5MB 7.0MB 32.0MB 県内生産量の70パーセントを占める中島村では、苗木づくりに大わらわ、これがやがて貴重な林産資源となるのです。そこで、林業全般の試験研究機関である塙町の林業指導所では、山を緑豊かにしようと色々の研究に余念がありません。こうして県が林業経営の近代化を図り、9万1,000戸の林業経営者の所得の向上を目指しています。

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