民友ニュース(県民ニュース) No.160(1/2)

[目次] [次]
タイトル
時間: 15秒
mpeg1
real
0.9MB
mpeg1
2.6MB
mpeg2
11.6MB
福島民友ニュース NO.160
郷土がん具1
時間: 1分44秒
mpeg1
real
6.1MB
mpeg1
16.9MB
mpeg2
77.9MB
福島県は郷土がん具の宝庫である。張り子あり、土製あり、木で作られたものなどなど、それぞれ地方地方の風土の中から生まれ育まれてきた。これらの中にはすでに途絶え人々から忘れ去られたものもあるが、なお数多くの優れたがん具が伝え残されている。東北地方特有のこけしは、県内では土湯こけしが最も古い。すでに江戸時代から作られており、女児出産の祝いや人形遊びとして、湯治場で売り出されていた。現在制作者は13人、県内外からの需要に追われている。可憐な顔立ちで胴が細く、頭に墨一色の蛇の目模様が入っているのが特徴である。土湯こけしのほかに、中ノ沢こけし、福島こけしなど十数種もあるが、それぞれ昔ながらの素朴さを伝え、あるものは新しい時代感覚によって作られている。
郷土がん具2
時間: 54秒
mpeg1
real
3.2MB
mpeg1
8.8MB
mpeg2
40.4MB
張り子で知られるのは、三春張り子、およそ250年前三春藩主秋田倩季が参勤交代の折り、江戸から人形師を連れて帰り、歌舞伎の振りを作らせたたのがその始まりと言われている。今も郡山市西田の俗に「デコ屋敷」と呼ばれる部落で、農閑期の副業として作られており、郷土色豊かな芸術人形として、全国的にも高く評価されている。種類は歌舞伎人形のほかに、虎、玉兎、俵牛、それに各種の面があり変化に富んでいる。

郷土がん具3
時間: 24秒
mpeg1
real
1.4MB
mpeg1
4.0MB
mpeg2
18.4MB
日本三駒の一つと言われる三春駒、その昔坂上田村麻呂が統制のためこの地に来た時、どこからともなく鞍馬100頭が陣営に駆け込み、官軍が賊を討つことができたとの伝説から生まれたものである。
郷土がん具4
時間: 58秒
mpeg1
real
3.4MB
mpeg1
9.6MB
mpeg2
43.8MB
会津張り子の傑作と言われる赤べこは、全国牛のがん具中屈指のものである。最近は需要が多く、家内工業による量産が余儀なくされているが、古い伝統に新しい時代感覚を調和させたものも多く出回っている。物憂げに首を振るユーモラスもさりながら、赤と白で縁取られた黒のコントラストは、数多い張り子の中でも異彩を放っている。
郷土がん具5
時間: 42秒
mpeg1
real
2.5MB
mpeg1
7.0MB
mpeg2
31.9MB
商売繁盛と豊作を祈る縁起物として、古くから作られている白河だるま、近頃は選挙期を控えて制作に忙しいとか。のどかな表情で、眉毛は鶴、髭は亀、顎は竹と梅を表している。

もどる

掲載情報の著作権は福島県立博物館、福島民友新聞社、株式会社読売映像に帰属します。
福島県立博物館、福島民友新聞社、株式会社読売映像の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。