民友ニュース(県民ニュース) No.166(1/2)

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タイトル
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福島民友ニュース NO.166
内職も楽しく1
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新産都市指定を契機として発展を続ける本県の産業は、昭和41年ついに工業出荷額が東北一となりました。この一つに、家庭の主婦による内職の力も大きく作用しています。県内の内職人口は15万人ともいわれ、年間5億の生産をあげて、輸出産業の振興に大きい働きをしています。福島市のタセさんは、近所の主婦達と一緒に内職を始めて2年目を迎えています。会社員や商売人を夫に持つこの人達には、明るい表情があふれていて、かつての内職という暗いイメージはすっかりなくなりました。経済の高度成長は、家庭内労働力への依存を強め、それが内職に大きく影響しているのです。働く人も余暇の活用とか、旅行資金の積み立てというように、目的が変わってきています。
内職も楽しく2
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内職公共補導所は、こうした内職に励む人達の相談相手として、大きな働きをしています。求人の開拓や、内職の斡旋をするほかに、定期的に家庭を訪問して、技術補導や苦情処理にあたっています。内職は根気と器用さを要求されますが、それぞれの趣味を生かしたものを選べば、仕事を続ける苦労も感じないものです。

内職も楽しく3
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また、県下13ヵ所の職安に置かれる内職相談員は、地域の人々の相談に応じています。
内職も楽しく4
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また、時々技術講習会を開くなどして、内職技術の向上に努めています。こうした内職補導所の力によって、今や内職はこんな山間の部落にも取り入れられてきているのです。内職は、このように現代の必然的要求として広まりつつあり、内職のイメージも大きく変わってきていることは確かです。ここでは近所の人達が1ヵ所に集まって、楽しそうに仕事に従事しています。
内職も楽しく5
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今や内職はデパートにまで進出してきました。今後は、パートタイマーとしての内職が増えていく傾向です。パートタイマーが普及するためには、社会設備の整備が行われなければなりません。婦人が働くために、もっとよい環境を作りたいものです。ともすれば、家庭の中に閉じこもりがちな婦人達に、社会の一員としての自覚を持たせ、協調性を高めさせるのに内職が大きな働きをしていることを知っておきたいものです。

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