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福島民友ニュース NO.187 |
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福島県はすすむ 田村地方1 |
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小高い山々が連なって起伏の多い高原地帯を形作っている阿武隈山系。その真っただ中に開けた田村地方は、山々の間にだんだん模様を描いて点在する狭い耕地にその生活を託してきた所です。山ひだ深く入り込んだ田圃、俗にデブ田と呼ばれる湿田では収穫量は少なく、その上腰まで潜る辛い労働が伴います。田村地方に多いこうした湿田が機械化の夢を阻み、人々に四つん這い農業を余儀なくさせてきたのです。 |
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福島県はすすむ 田村地方2 |
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こうした悪条件を克服するものとして、古くから行われてきたのが養蚕とタバコです。山肌の傾斜地を利用した養蚕は、地性を生かした産業としてこの地方に根付いたのです。船引町今泉、部落ぐるみの協業で大きな成果を上げています。21戸が共同して桑園の開発や飼育所を建設し、機械も導入して省力化を図っています。 |
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