タイトル 時間： 15秒 0.9MB 2.5MB 11.5MB 福島民友ニュース　NO.202

成人病を克服する1 時間： 56秒 3.3MB 9.3MB 42.4MB 40歳代の人々が死亡する原因として最も多いといわれる癌、未だその原因がはっきり分からないこの病気は、脳卒中や心臓病と共に成人病の一つとして恐れられています。死亡原因の63パーセントを占める成人病、それは職場の中堅を襲い一家の大黒柱を蝕む、社会的にも大きな影響を与える病気なのです。県内でこうした成人病で死亡する人は年間およそ1万人、全国第4位、しかも比較的若い年齢層に多いのが本県の特徴なのです。

成人病を克服する2 時間： 40秒 2.4MB 6.6MB 30.2MB 伊達郡国見町で石屋を営んでいるイトウタツジさん、彼は夕食を前に突然襲ってきた激しいめまいと共に、人事不省に陥りました。脳卒中でした。「にわかなもんで、ほんとにどうしたいいかと思ったのない、まあ、病気っちゅう病気はしたことなかったよ今まで、それが急に倒れったっちゃもんだからね、何だか、ほんとまぁ。暗闇の中に行ったように・・・。」最近ようやく動けるようになりましたが、成人病には早期発見、早期治療が第一の決め手なのです。

成人病を克服する3 時間： 53秒 3.1MB 8.8MB 40.2MB そこに威力を発揮しているのが、成人病検診車けやき号です。検診車が来るのを待ちかねたように近在から集まってくる人々、けやき号は胃癌を主にした巡回集団検診車ですが、合わせて血圧測定や、心電図による心臓疾患の発見、更には色々な健康相談なども引き受けて、まさに動く診察室となっています。集団検診を受けた人のおよそ2割は、何らかの異常が発見されるといいます。

成人病を克服する4 時間： 28秒 1.7MB 4.7MB 21.6MB 昭和45年けやき号の巡回集団検診で異常を発見されたヨシダさん、幸いにも発見が速かったので手術の経過も順調です。成人病は自覚症状がないだけに進んで検診する人が少なく、巡回集団検診車けやき号の活躍が期待されます。

成人病を克服する5 時間： 1分28秒 5.1MB 14.4MB 66.0MB まだ雪深い耶麻郡塩川町、ここは保健委員を中心にして、成人病予防に積極的な活動をしているところです。仕事の忙しくない冬の間、40歳以上の人を集めて、食生活の改善や生活環境の整備など、日常生活についての講義が開かれます。また、保健委員は深い雪もいとわず部落の家々を訪問して、成人病に対する啓蒙活動を続けています。最近では、成人病予防に対する住民の関心も非常に高まってきました。こうした地味な活動の中から、成人病を克服しようという意識が盛り上がってくるのです。

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