民友ニュース(県民ニュース) No.203(2/2)

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山の子どもたちとともに6
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このような過疎化の中の学校教育について真剣に取り組んでいるのが、河沼郡柳津町の分校教育研究会です。「やっぱりそれだけ、下着なんかも近くにないっていうな、経済的なまずさと、物質的な不足ですか、そういうのもこう原因してんじゃないかなと思います。」「過疎化が進む中で、うちでも学習環境ってあんまりよくない上に、そうやって長くなることで、学級における………。」教育方法の在り方とともに、それを取り巻く社会環境の変化といった問題にまで、激しい討論が繰り返され、明日の教育の方向が探られていくのです。
山の子どもたちとともに7
時間: 1分02秒
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こうした先生方の努力とともに、県ではへき地教育の充実のため近代的設備を導入し、効果的な学習指導を行っています。複式授業に導入されたオーバーヘッドプロジェクター、先生に代わって黒板の役目を果たします。そして、先生の代わりをするシンクロファックス、子どもたちは予め吹き込まれた先生の声を聞きながら勉強します。ともすれば自習が多くなりがちな子どもたちにとっては、学習の大きな支えとなっています。
山の子どもたちとともに8
時間: 1分38秒
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耶麻郡熱塩加納村の会北中学校、ここには通学できない子どもたちのために寄宿舎が設けられています。12キロ離れた五枚沢部落のオグラさんは、久しぶりに町に出てきたので娘さんに面会に来ました。元気な顔を見て一安心です。「自分の入ってる生徒が高校に進学するのが非常にパーセントもよくて、そして通ってる生徒は、試験が受かんなくちゃいけない状態でそこに、やっぱりそこに寮生活というものが生徒自体からもそう言うふうにお聞きしてるんです。」「今まで人の世話んばっかりなってたけれども、自分のものも始末できるようになるし。」「自主的にね、できるようにしてくれないかと思うんですが。」「こっちへ来て、別な地区の子ども付き合ったり、あるいは平地の子ども付き合ったり………。」父兄にとっては費用もかからず、その上集団生活で規律ある生活を学ぶので大変助かります。 こうした学習以外の問題、中でも通学に対する配慮はへき地の教育の大きな問題なのです。特に冬には交通が途絶え、季節寄宿舎を設けるところが多いだけに、その建設や運営には県でも大きな努力を払っています。

山の子どもたちとともに9
時間: 59秒
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毎日スクールバスで通う山の子どもたち、次の世代を担うこの子どもたちを、明るい近代的な教育で育てることが社会の課題です。過疎化が進む中での教育、特に山間へき地の教育は、単に教育の面からのみ解決することはできません。それは過疎対策の一環として、交通網の整備や集落の再編成などとともに扱っていかなければならないでしょう。

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