地球のかんきょう 福島のかんきょう(1/3)

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地球
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命の星と呼ばれる私たちの地球。宇宙には数え切れないほどたくさんの星がありますが、この中で生き物がいると分かっているのは地球だけです。この地球は私たち人間の他に昆虫や動物、植物、そして私たちを取り巻く山や川、海、空気と色んな物が集まって1つの大きな星になっています。そして地球上にある様々な物がお互いに関わり合って、豊かで美しい地球をつくっているのです。ところが、この素晴らしい星、地球の環境が悪くなり、重い病気にかかっていることが分かってきたのです。この病気は一体どんな病気なのでしょうか。そして私たちがどうしたらこの病気を治せるのでしょうか。
海の病気
時間: 1分29秒
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青く美しい地球。この地球の表面のおよそ70%は豊かな海の水に覆われています。35億年前、海の中に地球上の最初の命が生まれ、やがて生き物は進化しながら海からだんだん離れて生活できるようになりました。私たち人間もそうして生まれた生き物の一つですが、水がなければ生きていけません。そこで人間は川や海の近くに生活し、水と共に生きてきました。ところが知らず知らずのうちに、その川や海を汚してきたのです。人間の暮らしが豊かで便利になってくるにつれて川や海を汚すゴミの量が増え、工業の発達によって汚れた水が川や海に流されています。またタンカーなどから原油が流れ出たりすることでも海が汚れ、魚や海鳥などが犠牲になったりしています。生き物を生み出し育ててきた海が、少しずつ汚れてきているのです。
森の病気
時間: 1分43秒
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私たちが生活している地球には動物だけでなくたくさんの植物も生きています。とくに南アメリカのアマゾンや東南アジア、アフリカの赤道近くには広い熱帯の森、熱帯林が広がっています。この熱帯林をはじめとする森のたくさんの木は、毎日大量の二酸化炭素を吸収し、大量の酸素を作り出しています。この光合成の働きによって、地球上の全ての生き物は生きられるのです。ところが私たち人間が使う紙や木材のため、熱帯林などの森の木がたくさん切られています。これによって森が行っていた光合成の力が弱くなり、地球の二酸化炭素の量が増える一方で、つくられる酸素の量は減ってきています。また森は雨水を蓄え、ゆっくり時間をかけて川へ流すことによって大地に潤いを与え、川の周辺に住む人々や動物達に水の恵みを与え続けているのです。熱帯林は恵まれた環境なのでたくさんの生物が生活しています。森がなくなると住むところや食物を失うことになり、それまで生きていた動物たちが消えてしまうことになります。

雨の病気
時間: 1分07秒
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地球に降る雨はなくてはならないものです。雨は人間や動物に飲み水を与えてくれるだけでなく、植物を育て豊かな恵みを作り出しています。この雨は空気中の二酸化炭素を溶かし込んでいるので、純粋な水と違って弱い酸性です。ところが工場の煙や自動車が吐き出す排気ガスが強い酸性なのでこれが雨の水に溶け込み酸性の雨になります。酸性雨と呼ばれる雨が降るのです。ヨーロッパやアメリカではこの酸性雨で湖の水が酸性になり魚が住めなくなったり、森の木を枯らしたりすることがあります。日本でも調査が行われ、酸性雨が各地で観測されています。
大気の病気
時間: 1分22秒
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地球を取り巻く空気は太陽から送られてきた熱をクッションのようにやわらげ、生き物が生活しやすい温度にしてくれています。ところが空気中に二酸化炭素などのガスの量が増えると、温室のように熱を閉じこめてしまうために気温が高くなってしまいます。大量の二酸化炭素などのガスを出しているのは工場の煙や自動車の排気ガスなどです。このまま気温が高くなると暑い地域では気温が今以上に上がり、日照りが続いたり砂漠が増えることが考えられます。また地球全体の温度が上がると、氷河や南極の氷が溶けだし海に流れ込み、海面が高くなると見られています。そして海の近くの都市は水中に沈んでしまうかもしれません。地球全体の温度が高くなるのを防ぐには、石油や石炭などの燃料からでる二酸化炭素を必要以上に出さないことが大切です。
オゾン層の病気
時間: 1分13秒
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地面から20キロほど上空に、地球を包み込むように覆っているオゾンという物質の膜、オゾン層。これは太陽から降り注ぐ、生物にとって有害な紫外線を遮り地球上の命を守っています。ところが南極や北極の上空にオゾン層の薄い部分、オゾンホールが見つかったのです。ここから紫外線が地球に入り込むと、皮膚がんや目の病気の原因になったり、農作物にも悪い影響が出たりすると言われています。オゾン層を壊す1番の原因はフロンというガスです。このフロンガスは冷蔵庫やエアコンなどに使われ、コンピューターや発泡スチロールをつくるときにも使われてきました。現在ではフロンガスに代わって別のガスが使われ、オゾン層に与える影響は小さくなっています。

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