社会科「ふくしま」-043/059page
●西根ぜきのくふうと苦心
▲かたがりのくふう (B)
岩がかたくてトンネルをほるのが出来なかったので、外がわから岩をくりぬきました。そしてそのくぼみに木のといをわたして用水を流しました。
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▲かたがりのあと (B)
▲もとの取り入れ口
かたい岩に、今ものみのあとがのこっています。 (A)
▲1982年に見つかったかたがりのあと
トンネルをほるのがむずかしかったので、川のがけにそって木のといをのせて用水をひいてきましたが、川岸のため何度も大水で流されました。 (B)
▲むかし
といごし 2)
とちゅうの川の上は、といを渡して用水を流しました。今はコンウリートでりっぱになっています。といでこすので、といごしといわれました。
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▲今
▲箱とい(サイフォン)
自然の川の流れにせきの用水をさらわれないように、その下をくぐりぬけさせました。水の落下する力が、またその水をおし上げるのです。箱のといを使ったので、箱といといわれました。
▲しがらみでできたダム
コンクリートのない昔は、木のくいや枝を組あわせて水をせきとめ、小さなダムをつくりました。そうすると自然の川とせきの用水がよい具合にあわさって、十字路に流れたのです。
きかいのない時代に、すごい工事をしたのね。それが、今も使われているなんて、びっくりしてしまいます。水の流れをたどってみたいわ。
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