ふるさと川俣の名山 -010/104page
● 登山行程
【花塚の里から山頂へ】
花塚の里駐車場には、乗用車30台程は駐車できるので、ここに車を置き、準備体操などをして登りはじめることとする。「ちびっこ天国」の遊具が並ぶ所を左手に見て登ること400メートル。放鹿神社が現れる。この神社の左手からは「峠の森」に続く遊歩道がある。ここに登山者カードの記載所があるが、登山道は神社の右手から始まる。駐車場から神社までは15分の道のりである。登山道が始まると250メートル程の道のりであるがいきなり急な登り道が続く。この辺が「御山堺」と言われる所である。昔は、ここから先に女性は登ることを許されなかったと言われている。少し緩やかになったかと思うとまた、階段が続くなど急な道が続くので急がずに登りたい。神社から350メートル、約15分で「烏帽子(えぼし)岩」に着く。途中に大黒様などを眺め、しばらくは岩が多く注意しながら登ってほしい。120メートル(5分)で「行者もどし岩」に着く。岩に鎖が付いているので鎖につかまりながら登ってみるのもおもしろい。岩の上に出るとようやく見晴らしが開けてくる。自信のない方は迂回路があるので迷わず迂回していただきたい。ここからまた急な道が続く。100メートル先は、「行合道」と言われる所で、「中央御室岩」と呼ばれる岩にすぐ行けるほか、小綱木の後沢からの道と合流する。5分ほど登った所に大きな岩場が出現する。座禅岩である。岩伝いに登ってもよいが、ここにも迂回路があるので無理しないで迂回路を通る事を勧める。200メートル程は階段や緩やかな道の繰り返しであり、途中のべンチなどで休憩しながら登ってほしい。べンチで休むと急な登りはほぼ終わりになる。
130メートルほど緩やかに登ると、山頂へ行く道と「護摩壇(ごまだん)岩」への分岐点に着く。ここできつかった登りは、ほぼ終わりである。