ふるさと川俣の名山 -011/104page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

山頂へは400メートル15分ほどの道のりであるが、山頂からの展望はあまり良くないので体力に自信がなければ、左折して「護摩壇岩」へ行く事を薦める。20メートルの距離である。ここには鎖の付いた大きな岩がそびえているほか、あずま屋があるので、川俣の町並みや吾妻、安達太良連峰の雄大な景色を眺めながら疲れを癒していただきたい。「花塚の里」から「護摩壇岩」までは、約1,000メートル、50分の行程である。ここは、花塚台と言われていて、通常「花塚山」といえばここを指している。

【峠の森から山頂へ】

 峠の森の林間広場の東側に、遊歩道入口がある。ここが登り口となる。いったん登って200メートル程進み、下り階段を降りると舗装された林道を横断する。いよいよこれから登りが本格的となる。400メートル登った所に看板があるが、山頂まで2,290メートルとなっている。さらに500メートル登ると、「花塚の里」への近道になる分岐点がある。「峠の森」から登りはじめて40分の道のりである。ここから連続500段の階段が始まる。20分ほど階段を登ると道は緩やかになり、更に450メートル程進むと、「竪岩(たていわ)」という奇岩への分岐につく。「竪岩(たていわ)」は、この分岐から西へ240メートル下った所に位置するので、元気なら覗いてみたい。しばらくは、緩やかな登山道を、左手の防火堤に沿いながら進む。150メートルほどの所には、あずま屋があるので一休みしよう。遠く南の方にもう1つのあずま 屋が見える。あれが「護摩壇岩(ごまだんいわ)」にあるあずま屋である。ここまで峠の森から登りはじめて80分の道のりである。距離にして1,700メートル。一度緩やかに登ると、100メートルほどの下り坂があり、下りきった所が飯舘村からの登山道と合流する地点である。また、ここから西側へ降りると峠の森もしくは花塚の里に降りる道にもなっている。山頂は、ここから更に南進するが、約10分の登りで「護摩

奇岩「竪岩」
奇岩「竪岩」


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は川俣町教育委員会に帰属します。
川俣町教育委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。