ふるさと川俣の名山 -030/104page
● 登山行程
【猿滑の滝から山頂へ】
国道349号線、大綱木地内の大綱木小学校跡には、「口太山登山道入口」の看板があり登山道への入口がわかりやすい。東和町へ向かう国道に平行した旧道を約500メートル進むと、火の見やぐらがある。ここを左折してさらに1キロ進むと道路の舗装が切れ、「これより四駆の軽自動車以外の車は通行禁止」の看板がある。普通車は5台ほど駐車できるスペースがあるので車を置いて登りはじめることをすすめたい。この先にも民家はあるので、無茶な自動車の乗り入れは自粛しなければならない。7分ほどでキャンプ場に着く。ここには、登山者カードの記載所があるので、名前の記載を忘れずに! 更に150メートル進むと杉林の中に入る。ここからは国有林となる。小川を横切ってから右折して「猿滑の滝」へ向かう。沢筋には杉が植林されてあるが、登山道の山側は、広葉樹のからりとした林になっていて、森林浴をしながら「猿滑の滝」をめざせる。
小川を渡ってから15分ほどで、「猿滑の滝」につく。この滝周辺には清流にしか生息しない「サンショウウオ」や、5月から9月にかけて、頭から尾羽根にかけて青色の美しい野鳥「オオルリ」が生息している。この滝は、逆スラブのため猿でさえ手の掛けどころがなく滑り落ちてしまうところから、名づけられたらしい。
滝を後にして3分ほど進むと分岐点がある。左の道をたどると「乳子岩(ちごいわ)」に向かうが 山頂に行くにはどちらの道をたどってもさほどの違いはない。2分ほど歩くと、十字路に着く。ここから寄り道になるが「乳子岩」までは、3分ほどである。十字路から30メートル登った所が、滝から登って来た道である。ここから山頂までは約45分の道のりである。つづら折れの道で、やや急な登りが