ふるさと川俣の名山 -032/104page
立っている。昔この巨大な岩場に村人たちの無病息災を祈願して建立したものだろうか。岩場の上に立つと、木立の間にふもとの集落や針道の町並みが見える。この岩場からは10分ほどで山頂に着くことができる。山頂直前には、小さな鳥居のあるもう一つの「石尊神社」が祀られている。
【夏無(なつなし)沼から山頂へ】
東和町針道笹ノ田地内の国道349号「ロ太山登山入口」看板のところから林道を東に約3キロ進んだところに「夏無沼」がある。夏無沼にはキャンプ場が設置され森林公園となっている。駐車場には水道もあるので水の補給を忘れずに。駐車場から少し先に進むと口太山の登山口がある。ここから山頂までは25分ほどで容易に登ることができる。
登山口から少し登ると、南側に展望のよい広場に着く。ここは平成12年に福島県の植樹祭を行ったところだ。山頂までは、北東に向かってほぼ一直線に登る。急な坂道を過ぎるとすぐ山頂だ。
【山木屋蕨平(やまきやわらびだいら)から山頂へ】
以前は、山木屋の蕨平から、口太山への道があった。三番口太、二番口太と尾根伝いに頂を越しながら道があったが、現在では登山するのには適していない。
【小綱本長滝から山頂へ】
小綱木の長滝地区から登る道は、現在共用林野としての作業に使われる程度で、一般の人々の通行はほとんどない。大綱木の猿滑の滝から登った「迷い平」に合流する。