ふるさと川俣の名山 -040/104page
んと道は尾根の左寄りを登り約60メートルがほど進んだところに分岐点がある。この分岐点を右に進み尾根道に出る。ここから約100メートル尾根の堀切道を登ると道は3方向に分かれるので左に道を取る。
このあたりの道は、堀切道が続き、土手には「ショウジョウバカマ」がいたるところで目に付く。また、木々は松のほかに椚やミズ楢の林になっている。先ほどの3方向への分岐点から100メートルほど登ったところに、鳥居がある。10メートル先には「羽山神社」がある。ここまで歩き始めて約30分の道のりである。ここには、西福沢の日吉神社から登ってきた道が合流する。ここからの展望は、吾妻・安達太度連峰はもちろんのこと那須や蔵王の峰峰、霊山そして、川俣町内の山や里が一望できる。この展望は町内一、二のすばらしさである。
羽山の山頂は、ここから更に200メートル先になるが、神社の鳥居の左側を150メートルほど緩やかに登ると羽山の山頂の一部に着く。雑木林の間からは、安達太良、吾妻連峰のほか福島市内、女神山、霊山(りょうぜん)、花塚山、川俣の町並みなど 広い展望が得られる。ここから50メートルほど先が「羽山」の山頂である。ここには、大綱木の学校跡から登ってきた道が合流する。(羽山神社から羽山の山頂まで15分)
「羽山」から「木幡山」へ行くには、尾根道を南の方に下り、うっそうと茂った杉林の鞍部を通り、急な道を登り詰めると木幡山の山頂(666.1メートル)に着く。羽山から木幡山までは500メートルほどの道のりである。この山頂は二等三角点がある。(羽山から木幡山まで30分)さらに、木幡山から南に尾根道をたどること300メートル、15分で蔵王経塚に到着する。
ここから、20分ほど南に下ると隠津島神社(木幡の弁天様)に着くが、途中かなり急な道になっているので注意しなければならない。
【日吉神社から山頂へ】
県道二本松川俣線、西福沢字松ヶ作の菅野酒店から林道大栗線に入り、約1,500メートルほど進むと日吉神社(山王様)がある。この日吉神社は古くから「目」の神様と崇め奉られ、遠方から訪れる人がいる所だそうである。林道大栗線より細い階段を登り境内に入る、境内の右側には清水の湧き出る井戸がある(この水で目を洗うと目の