ふるさと川俣の名山 -051/104page
左手に山桜、右手に杉林を見ながら登っていくと、道はやや下り坂となる。そこから100メートル先が月舘登山口からの合流地点となる。ここから50メートルほどであるが急な登りになる。近道であるが、西側に迂回路があるのでそちらを薦める。迂回路の途中を「見返り峠」と言う。ここは「椚平口」からの合流地点でありトイレもあるので一息つきたいところである。しばらく女神山の東斜面の方に巻き込みながら300メートルほど10分間登ると「カタクリ平」に着き山頂が目の前に現れてくる。
【椚平口から山頂へ】
七ツ森林道の川俣町側起点は、県道「松川・霊山(りょうぜん)線」の町境近くであり、そこから1.5キロほど月舘町に向かったところが「椚平口登山道」の起点である。この辺は女神川の源流でもある。先に述べた「堀切口」はさらに400メートルほど進んだところである。
「椚平口登山道」入り口は佐藤武義さん宅の東側に登山道の標識が建っている。この周辺には、3台ほど駐車できるスぺースがあるのでお借りして歩き始める。歩き始めてから150メートルほど進むとトイレがある。休耕田の脇を通って杉林に入り600メートルほどの登山道は「コブシ坂」と言い「見返峠」に着く。あと400メートル(15分)で山頂である。なお、「椚平口登山道」から秋山集会所に戻るには、水田の西側の脇を下っていくと県道「渋川・霊山線」にたどり着ける。それから県道を下っていくと秋山集会所に戻ってくる。この距離約1,500メートルである。
【月舘登山口から山頂へ】
七ツ森林道の月舘口には「女神山登山道入口」の標識があり、杉林の中を登ること約15分で「堀切口」からの登山道に合流する。この間の距離は500メートルほどである。沢沿いに登っていくので所々湿地帯があったり、合流直下には雨季になると水場になるところもある。
● 生活の中の女神山
山頂に小社女神神社が建立されているが、いつごろ建立されたかは定かでない。
「祭礼ハ三月十五日」と表されている。
また、古くからのしきたりに「山のぼり」と称して4