ふるさと川俣の名山 -069/104page
【小神(こがみ)字笠松から山頂へ(林道経由)】
小神から小島の小ケ坂へ通ずる舗装された町道を進むこと1キロ、農業用のため池がある。春には桜がきれいに咲き何とも言えない風情が味わえるところである。このあたりが笠松という地区で、このため池の東側には畑と水田が延びている。そこの道路沿いに「森林総合整備事業 久路須線」の看板がある。ここの沢に対して右側の尾根には、高圧線に沿って登る登山道がある。この久路須線は、沢の左側にしっかりとした道ができているので利用させていただこう。自家用車は町道脇の空き地に2〜3台置けるので農作業の邪魔にならないよう置かせていただき登山開始。沢の左側を約80メートル進むと左側にも沢があるのでこの左側の道を進む。まっすぐ進むと途中薮をこぎながら、昔の道にたどり着くが、道は荒れているので注意が必要。
沢の左側を進む事約700メートル。道は一本道につき迷う事はなく、沢をつめる事ができる。道が右側に回り込むと、南側の視野が急に開けてきて、テレビ塔からの道や鉄塔経由の道と合流し、山頂が見えてくる。歩き始めて30分で山頂に到着である。
【小神(こがみ)笠松から山頂へ(鉄塔コース)】
小神から小島の小ケ坂に向かう途中に桜に囲まれたため池がある。ここでは、林道久路須線から登る道のほかに、東北電カの高圧線沿いに登る道がある。林道久路須線の登り口から15メートルほどため池よりの町道添いに高圧線のルートNo.を表す標識が立っている。そこが登り口である。30メートルほど登ると鉄塔が立っている。これから山頂に向かうにあたり4基の鉄塔の下をくぐりながら向かうことになる。まずは、その1つ目である。ここから300メートルほど尾根道を進むと2つ目の鉄塔に着く。2つ目の鉄塔は、立ち寄りだけである。20メートル手前に右側(東側)に下りていく道がある。50メートルほど緩やかに下っていくと南側に開けた湿地帯が見えてくる。さらに、前方には菖蒲(しょうぷ)池が見えてくる。この池は、灌漑用水であるがアイオン台風で破戒され翌年から修復工事にかかった池である。右手に菖蒲池を見ながら進むと、再び高圧線のルートNo.表示の標識がある。ここから、杉林に入り階段状の道を60メートルほど登ると3つ目の鉄塔にたどり着く。ここから千貫森の姿が一望できる。道は、一時沢を下って次の尾根にあがるがここで、鶴沢胡麻作(ごまさく)からの道に合流す