ふるさと川俣の名山 -075/104page
春日神社
布引山の南側山麓には町の指定有形文化財である「春日神社」が位置している。これは、嘉祥3年(850年)に伊達家の祖である山蔭中納言郷により、奈良の春日大社からこの地に勧請されたと伝えられる。本殿と拝殿、御供殿(長床)があり、それらの南側には、御神木である2本の大ケヤキがある。拝殿は元文5年(1740年)、長床は寛政8年(1796年)に建造されたものである。
現在の秋季祭礼は10月14日に近い土曜日から3日間である。
春日神社の杜を「楓山」と言い、布引山と楓山を総称して「匿搦山」(ノノメキヤマ)と言っていたそうである。「ノノメキ」とは、カラメカクレルと言うような意味がある。
現在の春日神社の祀官は41代目にあたる。創建当時から江戸末期までの遠藤祀官の墓地は、宮ノ入からテレビ塔に行く途中の雑木林の中(字宮ノ入34の2)にある。
アクセス
三百田・下拍子から登るには、JRバス「福島駅東口〜川俣高校前」、福島交通バス「川俣〜掛田」「福島駅東口〜原町」及び「各方面〜川俣高校前」線で「中島」下車。
小ケ坂から登るには、福島交通バス「川俣〜掛田」で「岩阿久(いわご)」下車
小神笠松及び菖蒲池から登るには、福島交通バス「川