ふるさと川俣の名山 -080/104page

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直径2メートル位の塚がある。急坂を10分くらい登ると山頂に着く。「泥地蔵」から1時間くらいの道のりである。山頂には、木製と石でできた社の「羽山神社」がある。

 なお、梅や桜などの花木畑の前を進み、東側の尾根を目指して登ると、「下手渡藩駕籠立場」から登ってきた道に合流する。

登山口にある「泥地蔵」
登山口にある「泥地蔵」

【小神麓山から羽田羽山へ】

 小神麓山の山頂から北へ向かって10分ほど進むと松林がある。途中左に入りたいような道があるが、とにかく真っ直ぐ下る。すると、東側に見晴らしが開けてくる。途中平坦なところがあり、自然石のべンチ状の石が数個あるので小休止できる。さらにそのまま約30分松と雑木の林の中を進むと、目の前に女神山の全容が見えてくる。また、太郎坊山、長寿山、霊山(りょうぜん)、そして七ツ森もきれいに見えてくる。作業道を進み終点の手前から笹の中を登りつめると東から北、西の方にかけて見晴らしの素晴らしい山頂になる。ここから少し下り笹の中の道を15分くらい歩くと、右に少し登ったところに、花崗岩をきれいに積んだ岩屋の中に羽山神社が祀られている。

 なお、羽田羽山神社から更に北に50メートルくらい進んで左に入ると、そこには古峰山、金剛山、加蘇山神社の石塔が花崗岩の間に3体奉られているので、足を伸ばしてみたい。

 小神麓山と羽田羽山の間に数条の沢清水が流れている。このうち一番上の沢を「糸沢」という。昔、繭から糸をとる際に カイジョ といってここの水を汲んできて繭


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