ふるさと川俣の名山 -081/104page
を煮ると、繭から糸が良く離れるので都合が良く「糸沢」の名がついた。
【羽田烏合内(からすごう)から羽田羽山へ】
国道114号線十二社から、県道月舘,川俣線に入り八幡の十字路を直進し、約400メートルほど進むと烏合内集落が右のほうに見えてくる。ここから右手(東方)の町道烏合内・古屋下線に入って集落が切れたあたりでY字路になる。この上部には戦国時代に戦士が立てこもって、見張りをした館山跡が見られる。羽田羽山へはここを右に進むが、左に約150メートル進むと左下に不動尊が祀られている。さらに約200メートル進むと明治ころ採掘していた金山の坑道跡を目にすることができる。
Y字路から右にしばらく進むと右側に休耕田が見えてくる。そのまま休耕田に沿って歩くこと30分ほどで月舘町古屋との境に着く。ここから右折して南の方へ尾根伝いに25分くらい進むと花崗岩で積まれた羽山神社にたどり着く。
また、羽山神社の手前約50メートルを右寄りに降りたところに、金剛山・古峰山・加蘇山神社の石塔が祀られているので見てみたい。
● 生活の中の小神麓山
羽黒山権現
小神麓山の山頂にある社は、福島市信夫山の羽黒山を移した社であり、女人禁制の山であった。祭礼は旧暦3月28日である。(信達一統誌)