社会科しりょうわたしたちの梁川町-037/084page

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 (3)梁川町の伝説
 梁川町にはたくさんの伝説がのこされています。伝説は、むかしから、人の口から口にかたり伝えられてきてもので、そせんの考えや、もののおこり、古いじだいのようすがよくわかります。くわしくは梁川町史第12巻、口伝え編や梁川ざっと昔かるたの解説書にまとめられています。

塩のふち(梁川地区)
 むかし、相馬から梁川に馬で塩をはこんでいたころの話です。馬をひいていた馬かたが、あやまって塩もろとも馬を川におとしてしまい、ころしてしまいました。のちに人々が、この川の水が塩からいことを知り、これは馬のたたりだということで、馬のたましいをなぐさめるため、小さなほこらをたてました。それから、この馬のおちたふちを塩のふち、ここから下流を塩の川とよぶようになったということです。
ほかに、よくしられている伝説には、次のようなものがあります。

粟野地区 粟野じぞうのおこり
富野地区 かにぶち・おに石かんのん
五十沢地区 うんかいというぼうさんの話
山舟生地区 山舟生七ふしぎ・千本松
白根地区 くるか橋・雷神さまの水
堰本地区 ふたごづか・てんぐのすず
大枝地区 こむそうづか・五りんどう
梁川地区 あしなぎ・かた葉のはし

塩のふち

4月〜10月の毎週日曜日、午後2時から里美庵で開かれる昔話のつどい
4月〜10月の毎週日曜日、午後2時から里美庵で開かれる昔話のつどい

おに石
おに石

心字の池(かた葉のあし)
心字の池(かた葉のあし)

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