わたしたちのまちほばら-044/051page

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9 郷土の開発につくした人々


(1)用水路をつくる
昔の取り入れ口
今の取り入れ口
▲広瀬川の水を取り入れるために、今は、コンクリートで川をせき止めて水をうまく引き込んでいます。
昔は、蛇かご(丸く細長くあらくあんだかごの中に石などをつめたもの)や板、材木などでせき止め、その水を山すそまでみちびきました。大水のときにこわれたりして、たびたび修理しなければなりませんでした。


取り入れ口ふ近
▲昔の取り入れ口ふ近の川の中の岩には、四角形や丸形の穴がのこっています。川をせき止めるとき、岩に穴をほり、柱やくいを立て、板や石でがんじょうに水を止める工夫をしたのです。川のすぐそばの山にトンネルを掘る時には、長く、掘ることがむずかしかったので、山すそから、よこ穴を堀って、工事をすすめました。
昔のトンネル 今のトンネル
▲昔のとんねるの掘り方は、重い槌やのみを使った手掘りで、かたい岩を掘るのにたいへんな苦労をしました。掘った石を運ぶにも人手だけでしたから、たくさんの働く人が必要でした。
今のトンネルは、水がもれないようにコンクリートでかためられ、入り口も出口も、りっぱに作られています。

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