りょうぜん 小学校社会科資料集 -046/056page

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町の文化(ぶんか)ざい みんなに見てほしい大切なもの

1 霊 山(りょうぜん)
(国指定文化財(くにしていぷんかざい)〜史跡(しせき)・名勝)(めいしょう)
霊山
 今(いま)から約(やく)1200年前に、じかく大師(たいし)が山に寺を開き、釈迦(しゃか) が修業(しゅぎょう)したインド霊鷲山(りょうじゅせん)になぞらえて霊山(りょうぜん)としたと言われ ています。海抜(かいばつ)825メートルで長い間の風化浸食作用(ふうかしんしょくさよう)で奇岩怪石(きがん かいせき)が屏風(びょうぶ)のようにそびえたっています。 南北朝時代(なんぼくちょうじだい)には霊山城(りょうぜんじょう)がきずかれました。

2 青磁皿(せいじさら)
(県重要文化財(けんじゅうようぷんかざい)〜工芸品(こうげいひん)) 霊山神社(りょうぜんじんじゃ)
青磁皿
 大正(たいしょう)6年、霊山二つ岩(りょうぜんふたいわ)の近くから発見され、日本におけ る磁製皿(じせいさら)として最(もっと)も古いと言われています。他に、欠(か)けた 皿1枚(まい)と花盆(かぽん)1□(くち)があります。

3 行人田遺跡(ぎょうにんだいせき)
(町指定文化財(まちしていぷんかぎい)〜史跡(しせき))下小国(しもおぐに)
行人田遺跡
 昭和(しょうわ)58年に発掘調査(はっくつちょうさ)されました。地上には室町時代(むろまちじだい)〜 江戸時代(えどじだい)のはじめの「経塚(きょうづか)」、地下には縄文時代(じょうもんじだい)はじめの 「土抗群(どこうぐん)」が発見(はっけん)されました。2号塚(ごうづか)から「一字一石経(いちじいっせききょう)」が出てきました。

4 懸田城跡(かけだじょうあと)
(町指定文化財(まちしていぶんかざい)〜史跡(しせき))掛田(かけだ)
懸田城跡
 茶臼山(ちゃうすやま)(古城山)にあり、城館(じょうかん)としての形をとどめています。「土塁(どるい)」「空堀(からぼり)」「帯郭(たいかく)」のある山城(やまじろ)です。南北朝時代(なんぼくちょうじだい) の南朝方の城(なんちょうがたしろ)で、霊山城の出城(りょうぜんじょうでじろ)でもあったそうです。いま は、桜(さくら)の名所としても親しまれています。


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