つきだて−社会科しりょう−-055/067page
(2)くだもの、米、やさい、しいたけ、はわさびづくりをさかんにする。
養さんがさかんでなくなると、月舘町の人々は、養さんに変わる農作物づくりに取り組むよう になりました。それが、くだもの、米、やさい、はわさびなどです。これらの農作物は、今まで 使っていたくわ畑を利用したり、新しく土地を開いたりしながら作られました。○ りんごづくり
今から90年ほど前の大正3年(1914年)ごろから栽培(さいばい)が始められました。
品種(ひんしゅ)は「祝(いわい)」「旭(あさひ)」「大和錦(やまとにしき)」というものであったが、現在(げんざい)では品種改良(ひんしゅかいりょう)されて、さらに おいしいりんごが作られるようになってきました。
今、市場に出まわっている「フジ」は、「東北7号」という名で、初めのころは少数の農家 でしか作られていませんでした。○ ももづくり
ももは、果物(くだもの)王国福島県を代表するもので、福島市や伊達郡など県北(けんほく)地方で盛(さか)んに栽培(さいばい)され ています。月舘町でも近年その生産が増(ふ)えてきました。主に、御代田地区で盛んです。
ももは、収穫(しゅうかく)の時期により、早生(わせ)、中生(ちゅうせい)、晩生(ばんせい)と3種類に分かれます。代表的な品種としては「暁星(ぎょうせい)」(早生種(わせしゅ))「白鳳(はくほう)」「あかつき」(中生種(ちゅうせいしゅ))「川中島白桃」「ゆうぞら」(晩生種(ばんせいしゅ))などがあります。特に、月舘町で生まれた特産品種(とくさんひんしゅ)の「ひろせ」は、甘味があり歯ざわりもよい新種です。月舘町では栽培面積約2,350アール、出荷量約350トン(平成13年度)となっています。