月舘町伝承民話集 -013/200page
間館高野吉四郎氏の裏山に面した桃畑の片すみにこの若さむらいの墓は一きわ淋しく残っている。高野家の好意によって時々線香が手向けられるだけで町の人達もこの事を知る者がすくない。お墓は今日も雨にぬれながら秋の野花の間にひっそりと静まっていた。 (お願)小学生、中学生、いや高校生諸君 また青年諸君、婦人の方々…ご理解のある町民の皆さまへ この無縁仏である殉難者のお墓に、 線香を手向けてくださるよう 心から、お願いいたします。
間館高野吉四郎氏の裏山に面した桃畑の片すみにこの若さむらいの墓は一きわ淋しく残っている。高野家の好意によって時々線香が手向けられるだけで町の人達もこの事を知る者がすくない。お墓は今日も雨にぬれながら秋の野花の間にひっそりと静まっていた。
(お願)小学生、中学生、いや高校生諸君 また青年諸君、婦人の方々…ご理解のある町民の皆さまへ この無縁仏である殉難者のお墓に、 線香を手向けてくださるよう 心から、お願いいたします。