月舘町伝承民話集 -052/200page
雨の日も風の日も雪の朝も嵐の夜も地蔵様は、昔も今も変りなくかわいい子供が風邪を引いた時、早くよ くなるようにと祈りをこめた母の願いでもあろうか。いつも縄紐で縛られたまま、たんぼの風に吹かれなが らだまりこくって立っている。