月舘町伝承民話集 -057/200page

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 その後、顕家の奥方も従者の八重野も八郎が呼び続けたという場所で、哀れにも命を断ったという。村び とは、これを悲しい物語として語り伝え、ここに「呼ばり石」として六百年、赤い夕陽が西の方から斜めに、 この大石を静かに照らすとき、いまもこの「呼ばり石」は、人々に悲しく何かを語りかけてくるようである。

呼ばり石の挿絵


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