「ふるさとの小径を行く」 -003/168page
今は、松の茂れるところとなり、小じんまりした館跡ながら西に五幸山を控えた要衝の地であったものと見られます。御代田の地名もこれより起こったという説もあります。
先年、三浦某が、その附近から不動明王を発掘しました。五幸山に連なる山岳仏教の盛んな時代に何人かによって尊崇されたものとみられます。
広瀬川のほとり
春山館跡御代田字飯森の北にそびえる孤峰の頂上に、かつて、館があったといわれてい ます。今は館跡としての面影はなく、わずかに平坦地及び犬走りらしきものにて それと察するのみになっており、その中心部に寺島家の氏神である鹿島神杜が祀 られています。
館主についての記