「ふるさとの小径を行く」 -016/168page

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 館跡は、四方が開放され、町内は勿論、掛田の茶臼山、蔵王、霊山の一部まで見晴せる絶景の地であります。

椿館の支城
古館跡(清水館)

 電々公杜の西側の山、出夫山の山頂附近がかつて「清水館」と称され、今は古館=ふんだてと呼ばれている館跡です。登り口にはいまも古い井戸が残っており、古くからの清水といわれて、ごく最近まで使用されておりました。館の名と結びついて伝わっています。

 館主は、福島椿館主の岩城政氏の臣、八巻某と伝えられています。また、当所を佐藤民部の居た所と推定している(信達二郡村誌)ものもあります。かつては、広瀬川がすぐ下を流れ、天然の要害だったものとみられます。

中学校々庭から見た古館跡(昭和49年写)
中学校々庭から見た古館跡(昭和49年写)


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