「ふるさとの小径を行く」 -017/168page
月舘中学校の下に眠る
久保田遺跡月舘中学校の敷地から南部の水田にかかる地域を久保田遺跡と呼びます。広瀬川と細布川に狭まれた丘陵地で、畑地及び水田でしたが、昭和二十八年中学校舎建築のため整地した際、地下約ニメートルのところから土器等が多数出土しました。工事進行中でもあり、気づいたときには、かなりの部分が破壊された後でありました。また附近一帯の地下には住居跡等が埋蔵されているものと考えられ、今でも、地表から、石鉄、石斧、石のさじ(土器)を採集することができます。縄文晩期のものとみられます。