「ふるさとの小径を行く」 -019/168page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

縄文期の住居跡
本山入遺跡

 細布本山入地内に近年道祖神が祀られました。これは、昭和五十二年道路の南側の水田を整地した際出土したものです。道祖神と前後して、古代の住居跡らしきものと多数の土器片・石器類も出土しました。惜しいことに、大型機械による作業であったため、調査はできませんでしたが、住居群があったものとみられます。道祖神として祀られている石棒も各地に見られる道祖神とは時代を異にして、縄文中期に信仰の対象となった石棒であろうと思われます。奇しくも二千年の歳月を経て、再び祀られるようになりました。

道祖神(縄文時代の石棒)
道祖神(縄文時代の石棒)

出土した土器片と石器
出土した土器片と石器

田代氏と居館の
大萱城跡

 細布行屋入から右手へ進んだ字大萱に、鎌倉時代の田代信義の居館「大萱城」があったといわれています。田代氏は、霊山の北畠氏の臣として大功をあげこの地に帰農し、後小島田代へ移ったといいます。


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は月舘町教育委員会に帰属します。
月舘町教育委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。