「ふるさとの小径を行く」 -020/168page
高地の住居跡
古谷地遺跡古谷地の薬師堂附近から平馬山及び水境附近や無垢路岐山の麓にかかる広い地域の各所から土器片や石斧などの石器類が採集されています。
現在は開墾または水田化によって立地条件も大分変わりつつありますが、なだらかな斜面と、清い湧水の豊かな沢をもって、かなり大規模な集落をつくっていたようです。
土器は縄文式のものですが、簡素化され、また、土器によってはいろいろな模様が付けられていることから、後期のものとみられます。
月舘町の中で、最も高いところに、わたしたちの先祖が生活を営んでいたということは興味のあることであり、今後の調査が楽しみです。