「ふるさとの小径を行く」 -081/168page
赤城神社
細布の道筋、月見館跡の南麓に鎮座ましますのが赤城神社です。祭神は磐筒男命、磐筒女命、経津主命の三軍神です。
上州、赤城山より御分霊して祀ったものといわれています。初め、広瀬川辺の細布森に祀られ、元久元年(一二〇四、土御門天皇の御代)と伝えられておりますので、当町にあっては稀にみる古社といえます。
その後、現在の本山神社のところに遷り、天正年間、月見館主上杉の武将須田親重の守護神として現在の地に遷されました。武運長久の祈願所として武将の尊崇を集めました。
奥の院は、本山神社で、一の鳥居は明治の頃まで広瀬川の川岸上戸坂の下にありました。
毎年、四月十九日、十月十五日に例祭を行なっていますが、以前は二〜二月頃御託宣並びに湯の花の火事及び火剣等行なっていました。