「ふるさとの小径を行く」 -088/168page

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 もと、町畑にありましたが、月舘電話局の建設にあたり現在地(出夫山五番地) に移されました。

川越の供養碑

 天王山墓地への昇口、旧道に沿って台石ともニメートルを越す花崗岩の碑があります。

 正面中央に「南無阿弥陀仏」と大きく彫られ、裏面には「元禄九丙子」(一六九六)の年号と二名の法名が記されています。

 旧家、菅野新左衛門氏が先祖の供養のために建てた碑です。

 言い伝えには、南北朝の争乱のとき、このあたりが戦場となり、戦死者も多かったのでそれらの霊を慰めるためでもあったということです。

 この碑の前の道が旧道で、ほぼ川沿いに下手渡方面に通じていました。町中の道路の面影が偲ばれます。

川越の供養碑

月舘川組の信仰碑

 国道三四九号線、酒呑ノ入の入口を入るとすぐ右側に整然と石塔が並んでいます。

 中央にいます、右手に剣を持ち、背に双


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