「ふるさとの小径を行く」 -156/168page

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上手渡小学校跡

上手渡二番組公民館と碑
上手渡二番組公民館と碑

 上手渡二番組公民館の前に高さ五十センチ程の黒色の石碑に「上手渡小学校跡」と彫られています。昭和四十八年に実施された小手小学校創立百周年記念事業として建立されたものです。

 ここで上手渡小学校の歴史をたどってみましよう。

 小学校設置以前に寺小屋を開設していたのは、小志貴神社神官渡辺氏宅、医師久保田氏宅、渡辺氏宅の三軒でありました。

 明治八年秋山小学校より分離し、砂子内の斎藤氏宅を仮校舎として上手渡小学校を開設

 明治十三年四月、新校舎落成(建築費三〇〇円)

 明治二十年、学区改正により小島尋常小学校上手渡分教室となる

 明治二十三年、下手渡尋常小学校上手渡分教室となる

 明治二十六年、上手渡尋常小学校となる

 明治四十二年、(義務教育六年となる)糠田尋常小学校と合同、三年生以上は本校に通い、上手渡分教室となる。この年小手小学校となる。

 昭和三年、上手渡分教場廃止、上手渡字古屋の児童の一〜三年は小島小学校に通う

 この校舎は寺院風の木造萱葺の二階建であったが(高橋莞治氏手記)廃校後売却、解体されて、現在は跡地に上手渡二番組の公民館が建っています。


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