社会科副読本第3・4学年 わたしたちのきょう土 おおたま - 126/129page
また、そのほかに、農道、用水路、はい水路などもつくり、十年間もかけて、田んぼの、ほ場せいび工事がおわりました。村全体の、およそ十分の九は、大きな田んぼに、生まれかわりました。一まいの田んぼの広さは、三十アールとなって、どの農家でも、大きな機械(きかい)が入り、ようやく、新しい農業にとりくめるようになりました。この機械化によって米づくりがらくになり、人手もすくなくてすむようになりました。
また、この工事によって、農家では、自分のこう地があちこちにあったものが、一か所にまとめられて「田んぼに通うのがらくになる。」「機械のいどうがらく。」「共同作業がしやすくなる。」「手入がしやすくなる。」などのよい点がみられるようになりました。
こうして、県や、国のえんじょをうけながら、村の人々の生活が向上するようにみんなで協力しているのです。