東和町町勢要覧 -018/042page
OH LIFE TRADITION
祭り針道のあばれ山車(だし)【町指定無形民俗文化財】
針道諏訪神社(はりみちすわじんじゃ)の祭礼で、400余年の歴史を誇ります。 記録には、凶作が続いて疫病(えきびょう)が大流行した際に古い神輿(みこし)の 渡御(とぎょ)を願い出て、この時、獅子頭を求めて神楽を行い、人 形を飾り付けた山車や神楽ばやしを奉納したと記されてい ます。現在では若者の独創による大型人形の山車7台が繰 り出し、豪快な太鼓の音と勇ましい掛け声とともに、激しく 山車をもみ合う勇壮な祭りとなっています。
■ 白鳥神社(しらとりじんじゃ)の太々神楽(だいだいかぐら)【町指定無形民俗文化財】
[4月第3日曜・10月第2日曜]
明治41年(1908)、白鳥神社に神楽殿が 建立(こんりゅう)された際、地区の有志が木幡神楽会を創 立したのが始まりとされています。他の太々 神楽には見られない「蚕養舞(こがいまい)」があるのが特徴 で、現在ではさらに発展した軽妙な舞を見る ことができます。