東和町町勢要覧 -019/042page

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歴史

隠津島(おきつしま)神社三重塔【県重要文化財・昭和30年指定】

 うっそうと杉の茂る木幡山中腹に、室町時代の文明 4年(1472)に建立された三重塔。天正年間に兵 火により全山が炎上した際もこの塔だけが難を逃れ、 延宝2年(1674)に二本松藩主丹羽光重(にわみつしげ)公により 修復されています。現存する塔は、明治35年に大暴風 で初層を残して倒壊した際に大修理されたもので、本 県遺存の三重塔として貴重なものとなっています。

隠津島神社三重塔

■ 木幡の大スギ【国指定天然記念物・昭和16年指定】
 隠津島神社境内(けいだい)の門(かど)神社北側にある、推定樹 齢800年といわれる杉の巨木。根元の周囲 16.20m、目通り周囲9.33m、樹高20.00m の木幡山のシンボルで、周囲の杉・桧(ひのき)の大木数 十本は、蒲生氏郷(がもううじさと)が植栽したと伝えられていま す。

木幡の大スギ

■ 隠津島神社本殿・拝殿【町指定重要文化財】
 木幡山の山頂近くにあり、古くより木幡の弁 天様として親しまれてきた神社。天正13年 (1585)に伊達政宗の兵火により炎上しまし たが、丹羽光重公らにより再建されました。現 存する本殿、拝殿は寛政12年(1800)に丹羽(にわ) 長貴(ながよし)公により造営されたもので、平和、招福、 文殊、縁結び等の神として信仰を集めています。

隠津島神社本殿・拝殿


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