平成14・15年度版 ふるさと郡山の歴史 -020/041page

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3水の歴史をたずねて
わたしたちのくらしとみずとのかかわりを探ろう
300年前〜100年前

 わたしたちのくらしに欠かせないもの、それは水です。毎日の食事、洗たく、おふろ、トイレなど水がなければ生きていけないといってもよいぐらいですね。幸せなことにじゃぐちをひねると、たくさんの水を使うことができます。しかし、昔は水が足りなくてとても苦労しました。

 また、この写真のように、たくさんの水がわたしたちのくらしをおびやかすこともあります。

 さあ、これから、ゆたかな水をもとめ、水とたたかってきた先人たちの歩みを調べ、わたしたちのくらしと水とのかかわりを探っていきましょう。

水門町のひがい(昭和61年)
水門町のひがい(昭和61年)

ゆたかな水をもとめて

【今から300年くらい前の郡山です…】

 このころの郡山は宿場町(しゅくばまち)として栄え、人口も増えてきました。そのため、飲み水がたりなくなりました。そこで、皿沼(さらぬま)の水をなんとか飲み水にしたいと考えました。皿沼は、虎丸長者(とらまるちょうじゃ)が皿(さら)や器(うつわ)を洗ったといわれているため池です。1721年、お殿様に「皿沼の水を飲み水として使わせてください」とお願いしましたが、ゆるされませんでした。毎日の飲み水に困っている郡山の人々は、いっしょうけんめいお願いしました。そして、やっと1722年におゆるしがでて、皿沼(さらぬま)水道ができました。郡山の人々は大変喜んで、皿沼の土手(どて)に水神(すいじん)さまをまつって感しゃしました。それが、今の郡山商工会議所(こおりやましょうこうかいぎしょ)の入口に立っている水神さまのほこらです。

郡山は、いつごろ水道ができたのかな?
タイムマシンにのって水道の歴史を調べてみよう!

とらべるとタイムマシン

皿沼の水神さま
皿沼の水神さま


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