1999 須賀川市勢要覧 「和 TAIWA」 -022/044page
そこから始まる、まちへ。T A I W A
交流によるまちづくり
* 友好都市締結5周年
中国・洛陽市との友好都市締結5周年を迎えた須賀川市では、平成10年7月、洛陽市からの訪日団を迎え、記念式典のほか、日中友好の梅林碑除幕式や「洛陽市フェア」など、さらなる交流に向けた各種イベントを挙行しました。
* 洛陽市派遣技術研修生受け入れ
また須賀川市では、「友好部市締結議定書」に基づき、平成7年5月から毎年、研修期間1年に及ぶ洛陽市派遣技術研修生を受け入れ、市民レベルでの交流も深めています。
さらなる友好関係を誓い合い、握手を交わす須賀川市長(左)と洛陽市長(右)[中国洛陽市との友好都市締結]
中国は、牡丹の原産地。なかでも西安と並び、3,000年の歴史をもつ古都・河南省洛陽市は、中国随一の牡丹のまちです。特に唐の時代、都であった洛陽は、町中が牡丹の花で満ちあふれていたそうです。現在でもまちの中心部にある王城公園は、中国随一の牡丹の園として知られています。
その洛陽市と須賀川市は、平成5年8月1日「友好都市を締結」。洛陽市において挙行されたこの調印式には、市長をはじめとする総勢168人の須賀川市民が、福島空港から飛び立ち、列席しています。
牡丹を架け橋とする両市の交流は、昭和54年1月の「須賀川市日中友好協会」設立を機に始まり、以来、両市は何度も相互に親善使節団を派遣し合いながら、理解を深めると同時に、洛陽市からの技術研修生や留学生を受け入れるなど、市民レベルの交流にまで発展させてきました。
こうして温めてきた15年にわたる友好協力
牡丹を架け橋に広がる友好の輪