さくら紀行 -002/010page
SAKURA 4月上旬
福島県指定天然記念物
【護真寺(ごしんじ)のサクラ】
指定年月日
昭和51年5月4日所有者(管理者)
護真寺(護真寺檀家)所在の場所
福島県岩瀬郡長沼町大字横田字北之後158番地概 要
(1)樹種:エドヒガンのシダレ
(2)樹高:15メートル
(3)根周り:5.8メートル
(4)目通り幹周り:4.2メートル
(5)推定樹齢:450年開花時期
4月上旬その他指定及び登録
福島県緑の文化財(登録202号)サクラの特徴
観応二年(1351年)に本禅等 択禅師によって護真寺が開山された 折りに植えられたと伝えられており、 満開時に老樹を覆う赤味がかった淡 いピンク色の花は、まるで一幅の画 のような趣を観る者に伝えています。
また、古くからこの桜の花が咲き 出すのをみて土地の農家が播種作業 に入ったことから、別名「種まき桜」 とも呼ばれています。交 通
《1》JR須賀川駅より長沼行き (横田経由)バス40分/横田下車徒歩5分(福島交通)
《2》東北自動車道須賀川I.Cより 国道118号線を会津方面へ15分
[横田山護真寺/よこたさんごしんじ]
横田山護真寺は、観応2年(1351)に本禅等択禅師によって開山されたと伝えられる臨済宗の古刹です。
境内に続くおよそ150mほどの参道両側には桜が植えられ、享保年間に立てられた本堂(江戸時代:長沼町指定文化財)には、ヒノキの寄木造りで後期宋朝様式の特徴を有する本尊宝冠釈迦如来坐像(鎌倉時代末:福島県指定重要文化財)や三幅の不動尊画像(江戸時代:長沼町指定文化財)といった、多くの文化財が今に伝えられています。
近年、檀家の皆さん方の手による境内整備が行われており、隠れた桜の名所として注目されています。