長沼町の伝説 -064/224page

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羽黒山 《上木之崎》

 木之崎向原、旧小学校裏山で、頂上には羽黒山神社と大山祗神社が祀られてある。ともに木之崎舘の 鬼門除のために建てられたものであると伝えられている。ここは老松が並び、公園化されて、幾多の記 念碑なども建てられている。

 山の麓は古墳の跡と思われ、小学校建築の時石棺が出たと伝えられ、また戦時中、防空濠を掘った時 兜や刀が出たといわれるが、どこに行ったのか分からない。

        (話者 森田昌樹)

六角坂の由来 《上木之崎》

 木之崎向原の裏山で、木之崎と大久保の境の坂の頂上を六角坂と呼んでいる。昔、この頂上に六角形 の大石をたてて村内安全を祈験したといわれる。その後、時の庄屋相楽氏が、六角石を自分の庭に運ん で庭石にしてしまった。今は木や草が生え茂り、あまり人も通らないが六角坂の地名だけが残っている。

 六角石は、村上氏宅裏庭に建てられている。

        (話者 森田昌樹)

屁っぴり坂 《上木之崎》

 羽黒山の西から、大久保に行く山道の坂を屁っぴり坂と呼んでいる。この山の窪をオイノコ窪と呼ん


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