長沼町の伝説 -199/224page
妖怪・変化に関するもの
ししゃり石の由来 《上江花》
上江花から八十内(天栄村)に行く道の傍に、くぐり石があ る。くぐり石は、いつ頃彫ったのか、仏様が彫られてあって 怪しげな穴がある。
昔、病気の人がこの穴をくぐって、病気を治したという。 またここには妖怪が住んでいるといわれ、この妖怪は狐とも 狸とも何とも正体は分からない。
会津街道は長沼を通らず、八十内から十日市(大信村)を 通れば近道なので、急ぐ時はここを通ったという。会津の殿 様がここを通ると、妖怪が道一杯に広がって、道をふさぐの で大変困ってしまった。それで会津より大砲を引いて来て、 この妖怪を打ったところ、岩が二つに割れ、一方が東の方に 飛び散った。そしてその岩が、山の中腹にどっかと落ち付き