長沼町の伝説 -216/224page
芝居原の由来 木之崎字芝居原は、昔、地芝居を行った場所といわれる。 吉田久右エ門、吉田種造という故人によれば、約九十年位前まで地芝居をやっていた。村の先祖たち は、地芝居がよほど好きだったと見えて、芝居興行の時はご馳走を持参して、親類や友だちと芝居ばか りしていたそうである。それで秋の取入れや麦蒔きもついついおろそかになったといわれている。それ で今でも、「麦はいづ蒔く芝居七幕く」という話が残っている。 (話者 吉田一郎・吉田庄一) 芝居原
木之崎字芝居原は、昔、地芝居を行った場所といわれる。
吉田久右エ門、吉田種造という故人によれば、約九十年位前まで地芝居をやっていた。村の先祖たち は、地芝居がよほど好きだったと見えて、芝居興行の時はご馳走を持参して、親類や友だちと芝居ばか りしていたそうである。それで秋の取入れや麦蒔きもついついおろそかになったといわれている。それ で今でも、「麦はいづ蒔く芝居七幕く」という話が残っている。
(話者 吉田一郎・吉田庄一)
芝居原