わたしたちの町 鏡石 - 112/125page
雨がふれば雨もりがするし、大風で屋根がふきとばされることもありました。冬には部屋の中に雪がふきこみました。電灯がなく、家中の人たちがいろりをかこみ、暗いランプの下で生活しました。
井戸をほり当てても、日でりが続くと水がかれてしまいました。雨がふっても、すぐにしみこんでしまい、水不足でたいへんこまりました。水田もなく、人々は水がほしいと願いました。近くに川があるのに
鏡石町には、東に阿武隈川、西に釈迦堂川が流れているのにどうして水が引けなかったのでしょうか。
鏡石町は2つの川にはさまれているのになあ。