平成15年度 いわせ 社会科副読本 - 052/062page
安積(あさか)そ水(すい)・新安積(あさか)そ水(すい)
「この人が安積(あさか)そ水(すい)を引くために努力(どりょく)した人です。」
1873年(明治6年),県の命令(めいれい)で郡山の大商人阿部茂兵衛(だいしょうにんあべもへい)たちと相談(そうだん)をして,開成社(かいせいしゃ)をつくり,開(かい)こんをはじめました。しかし水不足で,1876年猪苗代湖から水を引く計画を国にねがい出ました。
1878年国の計画として調査(ちょうさ)をし,1879年用水路の工事がはじまりました。つるはしやもっこなどを使い,すべて人の手でおこなわれました。3年間の工事で85万人もの人がはたらき,完成しました。
1941年(昭和16年),さらに田畑をふやそうと新安積(しんあさか)そ水の計画ができ,1946年工事がはじまり,5年で完成しました。新安積そ水は,須賀川市や岩瀬村まで流れてきています。