平成15年度 いわせ 社会科副読本 - 053/062page
〈西袋(にしぶくろ)地区のはじめての米〉昭和29年5月。はじめて猪苗代(いなわしろ)湖の水が西袋(にしぶくろ)地区に流れると「末代(まつだい)まで猪苗代湖に足をむけてねられない」と人びとはよろこんだ。はじめてしゅうかくできたときは,仙台の農政局(のうせえいきょく)まで出かけ,根(ね)のついた穂(ほ)をおみやげにもって行った。 「安積疏水(あさかそすい)百年史より」 羽鳥用水(はとりようすい)
「いまの矢吹(やぶき)町から鏡石(かがみいし)町にかけては,矢吹ヶ原(やぶきがはら)とよばれ,むかしから水の少ない原野(げんや)でした。」
先生が下の地図を見せてくださいました。
矢吹ヶ原(やぶきがはら)の
北部(ほくぶ)の地形
「川が西と東にあるのに,どうして水が少ないのかな。」
みんな等高線(とうこうせん)を調べてみることにしました。
「そうか。川よりも高くなっているんだ。」