ふるさと昔話 2 - 016/066page

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が胡麻の蝿という奴かと朝が待ちどおしかった。
 早速荷物をかついで朝まだ、暗いうちに宿をでて、猛スピードで岩代の我が家へと帰った。
 我が家に帰った甚蔵兵衛はあずかった荷物を開いたら案の定わらじが二足しかなかったそうだ。
 甚蔵兵衛は心の中で胡麻の蝿(はい)を一ぱいくわしてやったとほほえんだそうだと。

甚蔵兵衛と胡麻の蝿(はい)


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