てんえいむら見て歩き トラベルブック -010/064page
天栄山 てんえいざん
村のほぼ中央に位置する山。天 栄村が誕生した40年前、村の名前 はこの山にちなんで名付けられた ものといわれています。
標高881mのどっしりした山は、 その昔金山として採掘された歴史 をもっています。丹波楯山 たんばたてやま
標高562m。山頂は大信村との 村境。古くから信仰の山として地 元の人々から親しまれています。 また、この山には「朝日さす夕日 輝くたんぽぽの根の下に黄金千杯 二千杯」と、ロマンを秘めた埋蔵 金伝説も残っています。ニ岐山 ふたまたやま
昔、大男がこの山をまたいだと いう伝説の残る標高1554mの村の シンボル。360度の眺めを誇る山 頂は、一面のシャクナゲ群生地と しても有名です。ブナとあすなろ の原生林を求めてシーズンともな ると多くのハイカーで賑わいま す。大徳坊山 だいとくぼうやま
標高671m。昔、大徳坊という 力持ちの坊主が湖を作ろうとげ権大 倉山と天栄山の間にあった大きな 山を背負ったという伝説がありま す。山のなだらかな所が坊主の背 中の跡で、山頂には縄をかけた跡 が2ケ所あるといわれています。妙見山 みょうけんやま
上松本にある標高532mの妙見 山はかつて男神(おがみ)山と呼ばれていま した。今から約400年前、増見 讃岐(ますみさぬき)という人物が妙見仏を祭り、 現在の山名になったそうです。
この山にも、ユーモラスな大天 狗伝説が残っています。権太倉山 ごんだぐらやま
標高976m。奥山川征伐に来た 八幡太郎義家(はちまんたろうよしいえ)(源義家みなもとによしいえ) の置き忘れた鞍が化石となって残っている 言い伝えがありますが、発見でき ず「言の葉にかたく伝えし石もな く名のみなりけり権太倉山」とい う歌が伝えられています。