てんえいむら見て歩き トラベルブック -012/064page
吉祥院境内の枝垂桜
由緒ある古刹、吉祥院の境内に ある老巨木。高さ15m、推定樹齢 400年ともいわれ、花は深い紅色。 この桜の蕾(つぼみ)の色づき具合で稲の種 蒔きが行われたことから、別名・ 種蒔き桜とも呼ばれています。温泉八幡神社境内の大杉
胃腸病、婦人病、外科疾患の名湯 として知られる岩瀬湯本温泉の湯 が沸き出す近くに湯泉八幡神社が あります。神社の境内にある大杉 は樹齢500年。深い緑に一帯は 森閑(しんかん)とした雰囲気が漂います。温泉八幡神社境内の夫婦杉
温泉八幡神社の大杉の左隣にある のが夫婦杉。根元から2本にわか れたその姿は、まさに寄り添う夫婦 のよう。名湯岩瀬湯本温泉につか り、温泉神社、夫婦杉に参拝すると、 安産と子宝に御利益があるとか。馬頭観音堂前の大杉
満願寺の奥にある馬頭観音堂に は、県指定重要文化財の木造の馬 頭観音座像が安置されています。 この堂の前に空を仰ぐ大杉は樹齢 350年、周囲4m。観音堂、満願 寺とともに有名な巨木です。御鍋神社境内のヒバ
御鍋神社には合戦に敗れた平将門 の一党がこの地で再起を夢み、野 戦用の鍋を御神体として祀ったと いう伝説が残る神社。社前の2本 のヒバは原生林の中でも一際目立 ち、神木として信仰されています。ニ岐山のブナ原生林
海抜1544m、シーズンには多くの 登山者が訪れる二岐山。その山頂 から南東、御鍋神社付近は豊かな ブナの原生林に覆われています。 うっ蒼と茂る緑は、まるで数千年の 歴史を包み育んできたようです。上松本のサイカチ
古記によると、この集落一帯は 大変古い歴史があることがわかり ます。上松本のサイカチの木は樹 齢は推定200年。所有者の北畠家 も旧家であり、天明年代(1781〜 1789) のものと思われます。一位の木
推定樹齢300年、樹高8mを越える 一位の木は、海抜800m、白河布 引山の8合目に位置する板小屋の 遺跡地にあります。その墓碑など から推定すると、当時の住居地に 植えたものと思われています。