てんえいむら見て歩き トラベルブック -014/064page
永源寺のカシ
永源寺は須賀川長禄寺の末寺とし て永禄元年(1558)に建立。境内 にそびえるカシの木は、推定樹齢 400年といわれ、建立時に植えら れたもの。高さ21m、周囲3.7m の古木です。高林のカヤ
樹齢400年、高さ15.5mのカヤの 木は、かつて高照寺及び長徳寺を 開いた旧高林村の舘主高林五郎左 ェ門(天正17年伊達政宗に滅ぼさ れる)がこの地に植えたものと伝 えられています。小川のヤマモミジ
樹齢150年、高さ14mのヤマモミジ の古木。秋には美しい錦を見せる この木は、地上30cmから2mの間 で幹が絡みあっており、珍木とし て地元の人々に親しまれていま す。周辺には墓標が点在。権現杉
水田地帯に1本だけポツンと自 生している古木。地元では権現杉 と呼ばれ、親しまれています。推 定樹齢350年。木の傍(かたわ)らには地蔵様 が祀られ、「鼻取りじぞう」というほ ほえましい民話が残されています。牛ヶ城の森
この地方の城跡として有名な午ケ 城は桑名因幡の居城で、伊達政宗 と戦った古戦場です。当時の牛ケ 城周辺の森は、今もなお、うっ蒼 と茂り、かつての面影をしのばせ ます。お葉付イチョウ
藤原鎌足が鹿島へ下る途中、当地 を訪れて武隈神社に神領を寄進し、 その後この木が植えられたと伝え られています。この木は、お葉付 イチョウといわれ、葉の先端にギ ンナンが実る珍樹として有名です。大方寺のキャラボク
大方寺は、牛ケ城跡や大里地区が 望める閑静な場所にあります。寺 の境内にあるキャラボクは、推定 樹齢350年。寺の開山とともに植 えられたものといわれ、太い幹に はその歴史が刻まれています。千手観音堂のヒイラギ
千手観音堂は明暦2年 (1656)、 添田家が危害除けの氏神として建 立しました。この境内にそびえる ヒイラギの古木も村の緑の文化財 の一つに指定されています。樹齢 250年、高さは20mにもなります。